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【デカローグ】脚本家・港 岳彦さんより推薦コメントをいただきました!

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(右写真)港 岳彦さん


現在、新国立劇場 小劇場にて絶賛公演中の『デカローグ』。
『デカローグ1~4』をご観劇された、映画「アナログ」「正欲」「ゴールド・ボーイ」など、数々の話題作の脚本を手掛けた港 岳彦さんより本作への推薦コメントをいただきました!

『デカローグ1~4』の上演は、5月6日(月・休)まで!どうぞお見逃しなく!

港 岳彦 (脚本家/九州大学芸術工学研究院教授)


キェシロフスキの「デカローグ」は啓示だった。巨大団地に暮らす名もなき人々の暮らしを凝視することで、神や愛や欲望、罪や法や社会、つまり世界を語ることができるのだと教えてくれた
今、あの10篇の物語が、洗練を極めるミニマムな舞台芸術にみ
ごと転生したことに感動している。
原作が駆使した暗喩や象徴を明
瞭に絵解きして再構築した舞台装置の妙。原作が海外の作品であることを忘れさせる演者たちの真実味。
この物語群は劇
場から世界へと、確かに広がっている。

Profile

みなと たけひこ。日本映画学校(現・日本映画大学)7期卒業。1998年「僕がこの街で死んだことなんかあの人は知らない」で、シナリオ作家協会主催・大伴昌司賞受賞。2024年「正欲」でおおさかシネマフェスティバル脚本賞受賞。脚本を手掛けた主な映画作品は、「アナログ」「正欲」「ゴールド・ボーイ」「ぼくが生きてる、ふたつの世界」「あゝ、荒野」「宮本から君へ」「とんび」など。TVドラマ作品に「仮想儀礼」「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」。




『デカローグ 1~10』公演概要

プログラムA(デカローグ1,3)ダイジェスト舞台映像



プログラムB(デカローグ2,4)ダイジェスト舞台映像






上演期間:
デカローグ1~4[プログラムA、B交互上演]=2024年4月13日[土]~5月6日[月・休]
デカローグ5・6[プログラムC]=2024年5月18日[土]~6月2日[日]
デカローグ7~10[プログラムD、E交互上演]=2024年6月22日[土]~7月15日[月・祝]

会場:新国立劇場 小劇場

原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ
翻訳:久山宏一
上演台本:須貝英
演出:小川絵梨子/上村聡史